こんにちは!
ピラティスインストラクターのMIHOです☀︎
今日はなぜ、私がアスリートにピラティスをオススメするのか。
ピラティスとは何なのか、説明したいと思います。
『ピラティス』という言葉は聞いたことがあるけれど…
・ヨガみたいなもの
・OLが仕事帰りにやるもの
・インナートレーニングとは聞くけど、プランクすればいいのでは?
と漠然としたイメージをお持ちの方に、ぜひご覧いただきたいです!
読み終わる頃には、
「ピラティスやってみたい!」
「自分の身体の内側に向き合いたい!」
「ケガ予防を真剣に考えたい!」
と思っていただけると嬉しいです😄
ピラティスとは?
1920年代にドイツ人のピラティスさんが、“コントロロジー”として考案したボディーワークメソッド。
世界大戦中に兵士達にリハビリとして用いられ、リハビリ発祥のボディーワークであり、単なる体幹トレーニングやエクササイズではなく、「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするもの」と定義つけています。
背骨や骨に着目し、骨の近くにある“インナーマッスル”と言われる深層筋にも働きかけることができ、人間に備わった本来の使い方を、『再構築』していきます。
ピラティスで得られるメリット1:呼吸
まず、楽に深く呼吸ができます。
浅い呼吸ではなく、深い呼吸で精神の安定が得られ、余計な力みも取れていきます。
ピラティスでは、呼吸が荒くなることはありません。
深い呼吸の中で、動きに集中していきます。
“動きの瞑想”と言われることもあります。
自分を内観し、動きに集中し、無駄な動きや、負荷のかかりすぎる動きをコントロールしていきます。
ピラティスで得られるメリット2:軸の伸長
そして、ニュートラルと言われる背骨の位置を知る事ができます。
<<<Thanks To Visiblebody>>>
人間の軸となる背骨にスペースを作り、重力に負けない身体を作ります。
身体に1番負担のかからない、背骨・関節の位置を知り、動きの軌道を正していきます。
ピラティスで得られるメリット3:背骨の分節コントロール
人間の身体は、楽に動かせるようにできています。
同じような動きでも、背骨や関節がコントロールできているかどうかで、効率的に動くことに繋がり、結果、パフォーマンスや持久力に繋がります。
コントロールとは、「力の分配」でもあります。
過可動しやすい頸椎や腰椎で可動域を出すのではなく、背骨全体で動きを作り、局所的な関節の負荷を減らします。
その為には、“背骨がコントロールのもと柔らかく動かせる”トレーニングをしていく必要があるのです。
ピラティスで得られるメリット4:動きの再教育
「勢い」や「反動」を使わないピラティスは、簡単そうに見えますが、思ったように動けないことも多くあります。
もし、その部分がコントロールできることが、
もし、その感覚が入りづらいところが使えるようになることが、
もし、筋力ではなく、解釈を変えることが、
身体の負荷を軽減してくれたり、
可動域を出しやすくなったり、
左右差や詰まりが軽減されたとしたら。
“こうやって動かせばいいんだ!”がわかるようになります。
動きのイメージと、実際の身体の動きを一致させていきます。
それが、動きの再教育や再構築となるのです。
ピラティスで得られるメリット5:全身の統合
動きの再構築をしていくと、動きは単体だけではなく、連動していきます。
身体の連動性には、関節の滑らかな動きは必要不可欠です。
ピラティスでは、関節の周りにある深層筋群・靭帯・筋膜を細かく動かし続けることで、空間での身体認知能力が高まります。
また、関節を動かすための不要な力みや動きがなくなるのです。
全身を巡る筋膜経線が、動きの中で表裏一体となって縮んだり、伸びたり、身体を包んでくれます。
どうすればバランスが取れるのか
軸がブレないのか自分の感覚で掴むことができるようになります。
どんな人におすすめ?
ピラティスは、人間が本来持っている、運動機能を取り戻していく作業なので、どんな人にもお勧めしたいのですが、
- 慢性的になっている、凝りや痛みなどがある
- ストレッチをしても硬い・可動域が出ないなどの悩みがある
- ベストコンディションを維持しやすい身体を作りたい
- 怪我などに悩まされず、長くプレーをしたい
- 身体に連動性を作りたい
- 自分のメンテナンス力を身につけたい
競技問わず、身体の仕組みなどに興味があるアスリートにオススメします!
マットとマシンの違い
マットの方が手軽にでき、始めやすいかもしれません。
マットでは、よりアウターも使いながら身体のコントロール力が身につきますが、“うまく力が抜けず、アウターに頼ってしまう”ということも多くあります。
マシンピラティスでは、身体が硬いと感じていても、うまく力の抜けるポジションでできたり、より強度の強いコアコントロール力を身につけることができます。
仰向けでできる動きが、バランスも一緒にコントロールしようとすると、腰部に負荷がかかってしまうなどの細かい身体の悩みにも合わせられるのがマシンピラティスです。
200以上もあるエクササイズをより複合的に組み合わせ、アプローチしていくことができます😄
個人的には、かなり身体の使い方が変わったので、定期的にマシンピラティスをトレーニングに取り入れることをお勧めします。
マットでのピラティスは、重力もうまくコントロールする必要もあるので、しっかりやると意外と上級になるエクササイズも多いです。
最終的には、マットピラティスでも、少ない力でコントロールできるようになると、動きの質が変わります。
ぜひ、ピラティスで、今まで眠っていた筋肉を目覚めさせましょう!